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毎日文化センター(毎日新聞社主催)の講座 2023年8月号
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当院住職が10月より毎日文化センター(毎日新聞社主催)の講座を担当させていただきます。受講ご希望の方は、センターのホームページよりお申込みください。
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月刊住職 2023年6月号
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月刊住職 2023年6月号に掲載されました
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教区新報 2023年3月216号
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浄土真宗本願寺派 兵庫教区教務所発行
教区新報 2023年3月 216号に掲載されました -
宮っこ「たちばなし」のコラムが掲載されました。
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随喜のこころ
近頃ではほとんど使われなくなりましたが、以前は「随喜の涙を流す」という言葉を目にしたものです。
「随喜」とは、もともと仏教において他者が行った善行をその人の心情に随って喜ぶことですが、転じて他社の喜びごとを心から喜ぶという意味で使われます。
他人のうれしいことを自分のこととして喜ぶ、実はこれがなかなかできません。人間には「嫉妬」という厄介な感情があり、口では「おめでとう!」と言っても、心の中では素直に喜ぶことができない、ということがあるのではないでしょうか。
インドと中国の間に、ブータンというチベット仏教を国教としている国があります。ブータンは「幸せの国」と呼ばれていますが、実際に国民のほとんどが「今が幸せ」と感じているそうです(国別の幸福度調査があるらしく、1位のブータンに対して日本は80位以下だとか……)。
なぜブータンの人は幸せを感じるのか、その理由を筆者の友人がブータンへ旅行した際に、現地の人に聞いたそうです。すると返ってきた答えが、「家族や友人が幸せそうだから」だったというのです。すごいですね。ブータンの人たちにとって、幸せの中心は自分ではなく「家族や友人」なのです。随喜が自分の人生を豊かにすることを教えていただきました。
周りに喜んでいる人がいたら、「本当に良かったね!」とたった一言かけるだけでお互いが気持ちよくなれます。個人主義がますます加速し、他者への思慮が少なくなりつつある現代だからこそ、「随喜のこころ」を大切にしていきたいと思います。
法顕
宮っこ「たちばなし」2023年3月
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宮っこ「たちばなし」のコラムが掲載されました。
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たかが言葉、されど言葉
私たちは普段、言葉を自分の意思を伝達するための手段として用いています。たとえば八百屋さんに行って、お店の方に「大根ください」とだけ伝えて帰る人はいません。「大根ください」は、大根を買うという目的のための手段だからです。
しかし、日本語には単なる手段ではなく、それがもはや目的であるような言葉もあります。それは俳句や短歌といった、ギリギリまで研ぎ澄まされて紡ぎ出された言葉です。大阪大学名誉教授で俳人であった大峯顕(一九二九~二〇一八)は、そのような言葉を「詩的言語」と表現しました。
二十世紀を代表するドイツの哲学者・ハイデッガー(一八八九~一九七六)は、「言葉は存在の家である」という有名な命題を残しています。本当に生きた言葉とは、「言葉」とそれによって表現された「もの」が内から結びつき、存在を宿しているということであり、前出した大峯氏の「詩的言語」と重なります。そのハイデッガーが来日した時に感銘を受けたのが、松尾芭蕉の俳句だそうです。中でも、
よく見れば なずな花咲く 垣根かな
という俳句に感動したといいます。「なずな」とは春の七草のひとつですが、ペンペン草とも言われ、道端にひっそりと咲く雑草の一種です。この俳句を詠むと、誰の目にも止まらないような庭の片隅の垣根にひっそりと、しかし凜然と白い花を咲かせている「なずな」の光景が目に浮かびます。芭蕉によって紡ぎ出された言葉には、まさにその存在が宿っているような響きがあります。このような「詩的言語」は、私たちが日常で用いている言葉とは異なり、少しも古くなりません。
たかが言葉、されど言葉。人生において、たったひとつの言葉によって生きる意味が見出されることもあります。新しい年を迎えました。今年一年、私たちはどんな言葉に出合うことができるでしょうか。
法顕
宮っこ「たちばなし」2023年1月
「同治」と「対治」
筆者が普段、少しだけ心がけていることがあります。それは人に対してむやみに「頑張れ」と声をかけないことです。確かに「頑張れ」という言葉は相手を鼓舞したり、勇気づけたりする時にはとても有効な言葉です。しかし、語りかける状況によっては厳しい言葉になりかねません。本当につらくて悲しいときには「頑張れ」という鼓舞ではなく、むしろ「つらいね、悲しいね」と共感する言葉の方が温かく感じます。「頑張れ」といわれても、「ずっと頑張ってるのに…」と塞ぎこんでしまいたくなります。
岡山県の小児科医・駒沢勝というお医者さんが、「同治」と「対治」という考え方を紹介されていました。「対治」とは、例えば発熱の時に氷で冷やして熱を下げること。「同治」とは逆に、温めて汗をかかせ熱を下げること。また、悲しんでいる人に「悲しんでも仕方がない、元気を出せ!」と励ますのは「対治」。一緒に涙を流し、共に悲しんで人の心の重荷を降ろさせるのが「同治」といった具合です。そして医師として、治療にあたってどちらがよい効果をもたらすかといえば「同治」なのだそうです。「対治」が現状の否定であるのに対して、「同治」は現状をあるがままに受容するからだ、と述べておられます。
私たちは相手と同じ気持ちになることはできませんが、悲しみに寄り添うことはできます。人間関係が希薄になり、心に余裕がなくなりつつある今日、周囲の人に対してもなるべく「同治」でありたいと思っています。
法顕
宮っこ「たちばなし」2022年11月
「自己防衛力」
往年の名優・森繁久彌さんに次のような言葉があります。
「人は転ぶと坂のせい 坂がないと石のせい 石がないとクツのせい 人はなかなか自分のせいにはしない」
この言葉を目にした時、「ああ、本当にそうだな」と思いました。しかし、中には「いや、自分はそうでもない」という方もおられるかもしれません。
ここでひとつの例を出してみましょう。誰かが意図せずにコップを割ったとします。その場合、「○○さんがコップを割った」と言います。しかし自分が割ったときは、とっさに「コップが割れた」と、あたかもコップが勝手に割れたかのように言わないでしょうか。でもコップは勝手に割れません。落ちるはずがないコップが私の手から滑り落ちて、本来割れるはずのないコップが勝手に割れてしまった・・・。そうではなく、コップを割ったのは紛れもなく「わたし」です。このように、自分にとって不都合なことが起こると、人はなかなか自分のせいにはしません。他人が割ったときは「コップを割った」。自分が割ったときは「コップが割れた」。これ、もう無意識です。人は潜在的に「自分は間違っていない」と、自分を守ろうとする防衛本能がはたらくようです。そして「自分は正しい、相手が間違っている」という考え方は、時として争いのタネになります。そのような姿勢ではなく、相手を認め、尊重してこそ自分も大切にされるのではないかと思うのです。といっても、なかなか実行できませんが。
法顕
宮っこ「たちばなし」2022年9月
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2023年1月27日(金)神戸新聞の朝刊に掲載されました。
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2023年1月27日(金)神戸新聞の朝刊に掲載されました。
2月1日追記:Yahooニュースにも登場しました。詳細はこちら -
教区新報 2022年10月215号
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浄土真宗本願寺派 兵庫教区教務所発行
教区新報 2022年10月 215号に掲載されました -
トライやる・ウィーク受け入れ
トライやるウィークののぼり
金箔貼り
お念珠づくり
読経
座禅
先日、県内の公立中学2年生を対象とした地域での職業体験、「トライやる・ウィーク」で4名の受け入れをさせていただきました。
読経・仏教のお話・金箔貼り・お念珠づくり・座禅体験などの「お寺さん体験」をしていただき、普段できない体験に喜んでくれていたようです。
2日間という短い期間でしたが、終わる頃には仏さまへの合掌礼拝もきれいな姿勢になっていました。
信行寺に来られた生徒さんには、これからも一つ一つのご縁を大切にしていただきたいと思います。
※浄土真宗では本来座禅を行いませんが、今回は広く仏教に触れていただくという趣旨で、近隣の禅宗の和尚様がご指導くださいました。 -
教区新報 2022年6月214号
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浄土真宗本願寺派 兵庫教区教務所発行
教区新報 2022年6月 214号に掲載されました -
仏教LIFE
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住職が研究員をつとめている宗学院の講演集です。
宗学院における勧学和上の特別講義と、研究員による東京・築地本願寺での講演録がまとめられています。
宗学院 ― 浄土真宗本願寺派 (hongwanji.or.jp) -
せいてん 137号
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季刊せいてん
「季刊せいてん」は、本願寺出版社から発刊されている季刊誌(年4回)で、浄土真宗の教えをわかりやすく学習・聞法するができる聖典学習誌です。当寺住職が令和3年度に寄稿させていただきました。
編集/浄土真宗本願寺派 総合研究所
発行/浄土真宗本願寺派 本願寺出版社
季刊 年4回発行(3月・6月・9月・12月の各1日)
B5判 1部700円 年間購読2800円 -
せいてん 136号
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せいてん 135号
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せいてん 134号
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智慧のともしび
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~顕証寺本 蓮如上人絵ものがたり~
蓮如上人建立の寺・顕証寺所蔵の「蓮如上人四幅御絵伝」の解説書。
宮絵師による美しい絵とやさしい文章で、蓮如上人のご生涯と大阪との関わりが分かる1冊。
(信行寺の住職が執筆に関わっています)
「智慧のともしび」
編著/顕証寺
発行/法蔵館
B5判 2500円+税