明徳二年(一三九一)創建
六三〇余年の歴史をもつ浄土真宗のお寺です
明徳2年(1391)創建
630余年の歴史をもつ浄土真宗のお寺です
平和活動に従事し、ダライ・ラマ14世と並んで世界的な仏教者であったティク・ナット・ハン(1926ー2022)は、お釈迦様が説かれた「縁起」の教えを、
「この一枚の紙のなかに雲が浮かんでいる」
と表現しました。一見は無関係にみえる「紙」と「雲」ですが、両者は深く関係していると言います。なぜなら雲なしには雨がなく、雨なしには樹木は育たず、樹木なしには紙はできないからです。さらに紙を作るには木を伐る人が必要であり、森や人間が育つには太陽の光が必要であり、というように、その他一切のものが一枚の紙と無関係ではないと言えます。
このように、世界のすべてのものは関わり合って存在しているのだというのが仏教の「縁起」という教えです。このように考えてみますと、本来「縁起」とは、世間でよく「縁起が良い・悪い」といった、ものごとの吉凶を意味する言葉ではないことがわかります。
「縁起」の教えは、数え切れないお陰さまによって「生かされている私」であるということを教えて下さいます。しかし、慌ただしい日々の生活の中では、自分と直接関係があることには気づけても、縁起(ご縁)の中で「生かされている」ということはつい忘れがちです。そして、私たちは目に見えないものは、「無い」ものだと思ってしまいます。案外、大切なことは目には見えないものです。
私たちの先輩方は、目に見えないご恩に気付き、そして感謝出来るようにと、お仏壇という目に見える形として家にご安置してくださいました。目に見えない「ご恩」や「お陰さま」に対して、お礼を申し上げる場所が家の中に据えられているのは有難いことです。
お仏壇の前に座ってお念仏を申し、お礼を申し上げる日暮らしをさせていただきましょう。
合掌
信行寺ホームページにようこそお参りくださいました。当寺ではお葬式やご法事、日々の月参りはもちろん、毎月の法話会もおこなっています。これまでお寺にご縁がなかった方でも歓迎です。些細なことでも構いませんので、何かお困りのことがあればお気軽にご連絡ください。
第30世住職 四夷 法顕
1985年生まれ
信行寺住職
龍谷大学非常勤講師
相愛大学非常勤講師
毎日文化センター講師
浄土真宗本願寺派宗学院研究員
本願寺派布教使
文学博士
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