明徳二年(一三九一)創建
六三〇余年の歴史をもつ浄土真宗のお寺です
明徳2年(1391)創建
630余年の歴史をもつ浄土真宗のお寺です
最近、ある問題によってフジテレビが10時間を超える記者会見をおこないました。今月の言葉は、その事に関して立川志らくさんが語っていた言葉です。
フジの問題については様々な問題を含むためここでは触れませんが、志らくさんのコメントを仏教的な観点から解いてみたいと思います。
近年、インターネット上の第三者による誹謗中傷が社会問題になっています。ネット上では自身の実名や顔が相手に知られることがありませんので、それをいいことに倫理道徳に反する行いをした人や、自分と意見が合わない人に対して執拗な批判をする人が後を絶ちません。どうも「正しさ」をカタく握りしめてしまうと、自分の正しさを主張することが「正義」であると錯覚し、ときにその正義が暴走して他者を誹謗してしまう傾向にあります。「正しさ」というのは、用法と用量を守らなければ、他者を傷つけてしまう諸刃の剣のようなものです。
浄土真宗を開かれた親鸞聖人は多くの書物を残されましたが、どこにも「自分は正しい」とは仰っていません。むしろ逆で、自分は罪悪を重ねる愚か者であり、どこまでも「間違える存在」なのだと自身(人間)の有り様を語っています。
しかし、その自覚は決してネガティブなものではありません。罪の意識があるところには、なるべく罪を犯さないようにしようという「ブレーキ」がはたらきます。私とは間違える存在だからこそ、仏様の教えに導かれながら人生を歩ませていただく。それが親鸞聖人によって説かれた、お念仏の教えなのです。
合掌
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第30世住職 四夷 法顕
1985年生まれ
信行寺住職
相愛大学非常勤講師
毎日文化センター講師
浄土真宗本願寺派宗学院研究員
本願寺派布教使
文学博士
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