明徳二年(一三九一)創建
六三〇余年の歴史をもつ浄土真宗のお寺です
明徳2年(1391)創建
630余年の歴史をもつ浄土真宗のお寺です
9月といえば、中秋の名月。美しい月を眺めながらお団子を頬張るという方もおられるかもしれません。
ところで、古来より「月にはウサギが住んでいる」という故事が伝わっています。たしかに月の模様を見ると、ウサギがお餅つきをしているように見えなくもないですが…。そもそも、なぜ月にウサギが住んでいるのでしょうか。この故事は、インドで仏教を開かれたお釈迦様の前世物語が由来になっています。
ある時、ウサギ(お釈迦様の前世)がサル・イヌ・カワウソの動物たちと仲良く暮らしていました。そこに一人の修行者が現れ、それぞれの動物たちに食べ物を乞います。するとサル・イヌ・カワウソは、その日に手に入れた食べ物を修行者に施しましたが、ウサギは何もありませんでした。そこでウサギは、「私は火の中へ飛び込みますので、焼けたら私を召し上がってください」と、なんと火中に身を投げ入れたのです。ところが、薪の火はウサギを焼きませんでした。ウサギは不思議がります。
実はこの修行者の正体は帝釈天という神様で、ウサギを試すために姿を変えて天からやってきたのでした。帝釈天は感銘を受け、ウサギの立派な行いが世の人々へ知れわたるようにと、月にウサギの姿を描きました。古代インドでは、月のことを別名「ウサギを持てるもの」と呼びました。
日本の風習や文化は、時代や様々な国を経て今日まで伝わっているのですね。今年はそのような事に思いを馳せながら、お月見をするのはいかがでしょうか。とは言いつつ、「花より団子」ならぬ、「月より団子」の私(住職)ですが。
合掌
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第30世住職 四夷 法顕
1985年生まれ
信行寺住職
龍谷大学非常勤講師
相愛大学非常勤講師
浄土真宗本願寺派宗学院研究員
本願寺派布教使
文学博士
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